夏はコンクールの季節ですね。
といっても、五十嵐ピアノ教室は今年は受けるのは1人だけ。
あとは秋のコンクールでちょこっといるかな〜くらいです。

その年によって10人近く受ける時もあれば、1人の時もあります。
一人一人の今の実力や練習量、何より大事な本人の気持ちを考慮しながら、コンクールに挑戦するかどうかを決めます。

そもそも、コンクールって何のために受けるの?

そう。これが大事なところ。
何のために受けるのか。

一言で表すならば、上手くなるため!!
です。もちろん笑

コンクールの曲は、発表会よりももっと突っ込んでレッスンし、仕上がりのレベルをどんどん上げていきます。
そしてみんなで試演会をやったりして、本番の緊張感のある中での自分のコントロールを学び、いざ!!!

という感じです。
曲を掘り下げることや、いつもより難しい注意を頑張って練習することこそが、上達への道なのです。

それは例え結果がついてこなかったとしても、絶対にその子の演奏は以前より素晴らしいものになり、力がつくのです。
私はそれを何度も見てきました。

もちろん大変な作業です。
なので、この子だったらコンクールに挑戦出来るレベルかも、と私が思っても、本人の気持ちがそこまでやる気になっていなかったら、私は受けなくていいとおもっています。

ですが、この大事な「何のために受けるのか」の理由が、時として変わってしまう、もしくは最初から思い違いをしている人もいると思います。

一位になりたい、トロフィーが欲しい、毎年受けているから今年も受ける、他の子が受けてるから私も受けたい…など。

本人たち、そして親御さんの考えや想いは色々あると思います。
ですが、何より大事なことは“音楽に耳を傾ける”ことなのです。
コンクールとは、“音楽を発表し合う場”なのです。
自分が一生懸命弾いてきたものを披露する、それが一番大切なことなのです。

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、コンクールを受ける意味を間違って捉えてしまったお子さん・親御さんを見てきました。
その子の2年後、3年後はやはりはかなか上手くいきませんでした。

コンクールがピアノを勉強する全ての人にプラスになりますように☆

みんながんばろーぅ(^O^)!